2024年2月9日、ミュージッグ(miwsig — 音楽)が鳴り響き、ウェールズ語音楽の日「ディーズ・ミュージッグ・カムリ(Dydd Miwsig Cymru)」を祝います。この年に一度のイベントは、ウェールズ語のあらゆる形式の音楽に捧げられた一日です。インディー、ロック、パンク、ファンク、フォーク、エレクトロニカからヒップホップまで、好きなジャンルが何であれ、あなたにぴったりのものが見つかるはずです!
ウェールズ語音楽の日「ディーズ・ミュージッグ・カムリ」は、ウェールズ語で書かれた音楽と、国内外で注目を集めるアーティストたちを讃えることで、ウェールズ語の音楽を新たなオーディエンスに紹介することを目的としています。
2024年の「ディーズ・ミュージッグ・カムリ」では、ライブイベントが再びその中心となり、カーディフ、スウォンジー、ニューポート、ポンティプリードゥ、アングルシー、レクサムを含むウェールズ全土でギグやイベントが開催されます。学校でのラップのコラボレーション・ワークショップから、パブ、クラブ、コミュニティ・ハブ、大学キャンパスでのギグまで、内容は多岐にわたります。
ウェールズ語アーティストによる数多くの新作がリリースされ、世界的に話題を呼んでいます。グウェノ(Gwenno)は2022年にマーキュリー賞にノミネートされ、ローグ・ジョーンズ(Rogue Jones)は、バイリンガル・アルバム『Dos Bebés』で2023年のウェールズ音楽賞を受賞しました。
ロス・ブランコス(Los Blancos)、ケリス・ハヴァナ(Cerys Hafana)、タラ・バンディート(Tara Bandito)、ヒル(Hyll)などのアーティストが、過去12か月の間に新作をリリースしています。
O Gymru Spotify playlist from Dydd Miwsig Cymru
祝賀行事の一環として、団体、企業、音楽ファンは、ウェールズのアーティストやレコード会社を支援し、ソーシャルメディアでプレイリストを共有したり、ギグを開催したり、オフィス、店舗、レストランでウェールズ語の音楽を流すことへの同意を奨励されています。
ディーズ・ミュージッグ・カムリは、2050年までに100万人がウェールズ語を話し、使用するようになることを目指す長期的ビジョンの一環です。
ディーズ・ミュージッグ・カムリについてさらに詳しく知る
ウェールズ語音楽の日を祝うために、多くのことが行われています — あなたが参加するための方法をいくつかご紹介しましょう:
- ハッシュタグ #dyddmiwsigcymru または #miwsig を使って会話に参加しましょう
- Instagram、Facebook、TikTok、Twitterで @Miwsig をフォローしましょう
- YouTubeの @Cymraeg で視聴しましょう
- ディーズ・ミュージッグ・カムリのプレイリストを聴きましょう
- このページをシェアして、お友だちにニュースを広めましょう
- もしディーズ・ミュージッグ・カムリの活動を計画している場合は、ぜひcymraeg@gov.walesまでご連絡ください。
ダヒーン ダスキ カムライグ(Dych chi'n dysgu Cymraeg)?
ウェールズ語を話さない方や、ウェールズ語を学ぼうと考えている方へ。ミュージッグ(Miwsig)はすべての人向けです。ぜひ参加してください…
ウェールズ語をまったく話せないか、或いは上達させたい場合は、まず以下の主要なフレーズから始めてみてください:
「こんにちは」は覚えやすい「helo(ヘロー)」、「ありがとう」はシンプルに「diolch(ディオルフ)」です。以下に、その他の簡単な単語やフレーズをいくつかご紹介します:
- Bore da(発音:ボレ ダ):おはようございます
- Prynhawn da(プリンハウン ダ):こんにちは
- Nos da(ノス ダ):おやすみなさい
- Croeso i Gymru(クロイソ イ ガムリ):ウェールズへようこそ
- Iechyd da!(ヤヒ ダー):乾杯!
- Tafarn(タヴァーン):パブ
- Diolch(ディオルフ):ありがとう
- Da iawn(ダ イヤーウン):とても良い
年間を通じて生のウェールズ音楽が聴ける場所
ウェールズ各地には、活気溢れるウェールズ語の音楽シーンを定期的に紹介している場所がたくさんあります。
1983年に設立された「クロブ・イヴォール・バッフ(Clwb Ifor Bach)」は、カーディフとウェールズを代表する音楽的拠点となり、世界中の音楽を受け入れています。カーディフは、「タヴォィル(Tafwyl)」や「スーン(Sŵn)」といった、素晴らしいライブミュージック・フェスティバルの本拠地でもあります。
ポンティプリッズにある「クルブ・ア・ボント(Clwb y Bont)」では、幅広いカルチャーおよびコミュニティ・イベント、ジャズ、ブルース、フォーク・クラブが開催されています。コミュニティ合唱団もここを拠点とし、定期的に歌の夕べが開かれています。ニューポートの「ル・パブ(Le Pub)」では、ライブ音楽、アート、コメディの充実したプログラムを楽しめます。
北ウェールズのベセスタにある「ネイアッド・オグウェン(Neuadd Ogwen)」は、地域コミュニティの中心的な存在です。音楽、演劇、スタンドアップ・コメディ、文学ライブ、子ども向けの演劇などのイベントが定期的に開催されています。ア・ヴェリンヘリの中心部にある「ザ・シェッド(The Shed)」は、クリエイティブな空間です。映画やコメディ・ナイト、料理ワークショップやアート&クラフト・フェアに加えて、アコースティック・ミュージック・ナイトも、「ザ・シェッド」のイベントカレンダーで大きな役割を担っています。
「サイス・セレン(Saith Seren)」は、レクサムにあるコミュニティ・パブ兼ウェールズ語センターです。エンターテイメントや学習者向けのウェールズ語レッスン、週ごとのジャム・セッションなど、さまざまなイベントを開催しています。レクサムでは、世界的な新しいパフォーマーとともに、ウェールズの新たな才能を世界に紹介するための、多拠点で行われる国際イベント「フォーカス・ウェールズ・フェスティバル(FOCUS Wales)」も開催されています。
ウェールズの文化と言語を祝う主要な祭典は、「ナショナル・アイステッドヴォッド(National Eisteddfod)」です。アイステッドヴォッドは、あらゆる種類の音楽、ダンス、視覚アート、文学などを紹介するのに最適なショーケースです!「イルズ・ナショナル・アイステッドヴォッド(Urdd National Eisteddfod)」は、ヨーロッパ最大の巡回型青少年フェスティバルで、毎年ウェールズ全土から65,000人以上の競技者が参加し、10万人の観客が訪れます。イルズには競技以外にも、ギグや音楽ワークショップ、アコースティック・パフォーマンスなど、見どころがたくさんあります。
「グウィール・ヴァッフ・アー・ヴロー(Gŵyl Fach y Fro)」は、ヴェール・オブ・グラモルガンで行われている毎年恒例のウェールズ文化と芸術の祭典で、バリー島の美しいビーチで開催されます。
「セッション・ヴァウル・ドルゲスライ(Sesiwn Fawr Dolgellau)」は、町の広場やパブを会場として開催される、フォークとワールド・ミュージックのフェスティバルです。ジャム・セッションやたくさんのライブ演奏、そして楽しい時間が期待できます。過去の出演者には、バンカス(Buncath)、HMSモリス、マリ・マタイアス、アル・エイラ(Yr Eira)、モルガン・エルウィなどがいます。
そしてもちろん、ウェールズのパブの多くは地域社会によって運営されています。ライブ音楽はこうしたコミュニティの中心的な要素であり、アコースティック・ナイトやジャム・セッション、ライブギグのサウンドが、パブの屋根を揺らします — パブは、「単なる建物」以上のものなのです。