カーディフでは、エルネッド・モーガンウェールズ首席大臣が1年間に渡るキャンペーンを始動させ、鈴木浩駐英国日本国大使が参加しました。また、ウェールズと日本のつながりが深いビジネス、文化、教育の分野の代表者によるパネルディスカッションも行われました。
ウェールズは、1970年代に日本企業が初めてウェールズに投資を行って以来、日本との長い歴史的なつながりを築いてきました。この関係は、東京でのローンチイベントで祝われ、基調講演者として、元ソニーUKテクノロジーセンターで投資管理、生産管理、調達を担当していた紅林 正己氏と、1990年代にウェールズにある住友精密工業(SPP)の子会社を4年以上にわたり運営していた元住友精密工業社長の神永晉氏が登壇しました。 両氏は、ウェールズで過ごした時間やその独自性について語り、2025年以降のさらなる協力と友好の進展を期待する言葉を述べました。
また、両方のイベントでは、2025年大阪・関西万博へのウェールズの参加についても触れられ、ウェールズ・デーが英国パビリオンで4月29日と6月24日に開催されることが紹介されました。さらに、ウェールズとの温かい関係を象徴する文化・スポーツ活動が日本全国で一年を通じて行われる予定です。
ウェールズ・アーツ・インターナショナルとブリティッシュ・カウンシル・ウェールズが運営し、ウェールズ政府とウェールズ芸術評議会が支援する「ウェールズ・ジャパン文化基金」は、今年ウェールズと日本をつなぐ活動を支援します。 この基金は、新たな芸術的協力の促進や、オーディエンスの獲得を目指し、既存のパートナーシップを強化することを目的としています。カーディフでのイベントでは、ウェールズ・アーツ・インターナショナルの責任者、エルネッド・ハフ氏が「今年は芸術と文化にとって素晴らしい年になります。文化的なつながりは何世紀にもわたって続いてきましたが、現代の関係はとてもダイナミックで創造的です」と語りました。