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セント・ディヴィズ・デイは、ウェールズの守護聖人である聖デイヴィッドを讃え、ウェールズの文化や伝統を祝う日です。 

ウェールズの人々は、この日に、彼の有名な言葉「グネェウフ・ア・ペサイ・バッハイン(Gwnewch y pethau bychain)/小さな行いが大きな違いを生む」を改めて心に刻みます。そして、その教えを実践することで、喜びと、思いやりの心をもってこの日を祝います。 

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聖デイヴィッドとは?

聖デイヴィッドは多くの宗教共同体を創設した人物であり、イギリスとアイルランドの国々で唯一、この地で生まれた守護聖人です。彼は西暦500年頃に誕生し、ケレディギオン王国の王、ケレディグ・アプ・キネザ の孫にあたります。 

彼の母親である修道女ノン は、激しい嵐の中、ペンブルックシャー の崖の上で彼を出産したと言う伝説があります。この場所には聖ノンの礼拝堂の遺跡があり、近くの聖なる井戸には癒しの力があるとされています。 

彼は名高い説教者となり、ウェールズ、フランス北部のブルターニュ、そしてイングランド南西部に、数々の修道院や教会を設立しました。その中には、グラストンベリー修道院も含まれていたと言われています。 

彼はエルサレムへの巡礼を行い、その際に持ち帰った石は、現在彼の元々の修道院があった場所に建てられたセント・デイヴィズ大聖堂の祭壇に納められています。 

セント・デイヴィズは589年3月1日に亡くなり、セント・デイヴィズ大聖堂の場所に埋葬されました。その場所は今でも多くの巡礼者が訪れる聖地となっています。 

デイヴィッドはまた、彼の死の直前に行った最後の説教で、群衆に次のような言葉も残しています。彼は、「喜びなさい。信仰を守りなさい。そして、私がしてきた小さなことを行いなさい。」と言いました。

この「グネウフ・ア・ペサイ・バッハイン・メウン・ボウィド(Gwnewch y pethau bychain mewn bywyd:小さな行いが大きな違いを生む)」という言葉は、親切と調和の取れたコミュニティ生活を呼びかける言葉として、今でもウェールズで広く知られた格言となっています。 

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聖デイヴィッド、ジョナサン・エドワーズ作によるイラスト 

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