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2 つの国の物語: ウェールズと日本のつながり
青い海と緑の崖に囲まれた美しい砂浜の入り江
バラファンドル湾、ペンブルックシャー、ウェールズ

ウェールズと日本のつながり 

ウェールズと日本とのつながりについて詳しく知りましょう。 

ウェールズについて

ウェールズは英国の一部でありながら、独自の政府とSenedd(セネズ)と呼ばれるウェールズ議会を持ち、独自の法律を制定しています。また、豊かな歴史を大切にしながら、未来の人々や地球のために、より良い社会を築いています。
ウェールズの所在地や文化、ビジネス、スポーツ、クリエイティブ、食文化、ウェールズ語などの基本情報については、ページをご覧ください

日本とウェールズのつながり

  • ウェールズ出身の作家C.W.ニコルは、日本での森林保全の活動で知られています。彼は長野県近郊の手つかずの土地を再生し、「アファンの森」としてよみがえらせました。
  • UWCアトランティック・カレッジは、1952年にカート・ハーンによって設立され、現在ではUWC ISAK ジャパンも含む、4大陸に18校を持つユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)の最初の学校となりました。そして数十年後、箱の中に収められた救命ボートで海上の命を救うというプロジェクトで、ウェールズの学生たちと日本の人々の間に予期せぬ絆が生まれ、共通の使命が誕生しました。
  • カーディフでは、ウェールズに住む日本人家族のための日本人学校が毎週土曜日に開かれます。1981年に設立され、幼稚園クラスと、7~16歳を対象に正式な教育を提供しています。
  • ユネスコ世界遺産に登録されている姫路城とコンウィ城は、2024年の秋に姉妹城提携の記念日を迎えました。
  • 長年、ラグビーはウェールズの国民的なスポーツです。1999年にはラグビーワールドカップを開催し、1991年には共同開催しました。日本でプレーしたウェールズ代表の選手には、シェーン・ウィリアムズ、リアム・ウィリアムズ、ハドリー・パークス、コリー・ヒルがいます。

 

歴史ある大きな城
コンウィ城

日本とウェールズのビジネス関係

  • ウェールズは日本企業と、強固で長期的な関係を築いてきました。
  • 現在、ウェールズには約70の日本企業があり、約7,200人の人々が働いています。
  • 日本からの本格的な投資は1972年、タキロンが南ウェールズにPVC工場を開設したことから始まりました。それ以来、ソニー、シャープ、トヨタ、パナソニック、GSユアサ、大和ハウス、カルビーなど、日本を代表する企業が次々と進出しています。
  • トヨタは1991年の工場開設以来、北ウェールズで約500万台のエンジンを生産しており、近年ではハイブリッド電気エンジンを生産する初の海外工場となりました。
  • パナソニックは1976年からカーディフに拠点を構えており、昨年には2,000万ポンドの投資を発表しました。その投資により、水素燃料電池、太陽光発電、蓄電池を活用し、生産ラインを100%再生可能エネルギーで稼働させる新しい自立型電力システムが導入されました。
  • 日本の投資はこれまで、電子機器や自動車などの製造業に偏っていましたが、最近ではクリーンテクノロジー、再生可能エネルギー、サイバーセキュリティなどの分野にも広がっています。
  • 日本企業はウェールズのネットゼロに向けた未来を支える重要な役割を果たしています。丸紅はブリッジエンド郡自治区議会と協力し、南ウェールズでグリーン水素プロジェクトを開発、輸送や暖房用のグリーン燃料を生産しています。
  • 私たちは、持続可能な開発と環境への責任ある取り組みを日本と共有しています。
  • ウェールズは毎年約2億8,000万ポンドの商品を日本に輸出しています。それは人口約300万人の国にとっては大きな額です。
  • ウェールズには多くの才能ある人々が集まり、8つの大学と15の高等教育機関で全日制およびパートタイムで学ぶ学生は225,000人に達しています。その多くが日本の大学との長年にわたる関係を築いています。
  • ウェールズの学生の中には、交換プログラムを利用して在学中に日本に滞在し、現地の生活を体験する人も多くいます。カーディフ大学は18の日本の機関と積極的に連携しており、カーディフビジネススクールには日本研究センターがあります。
  • 日本が細部へのこだわりを大切にしているのと同様に、ウェールズも正確さや細部への配慮、品質へのこだわりを重視しています。

 

大学キャンパスの外観
カーディフ大学

なぜウェールズと連携するべきなのか?

  • 高度なスキルを持つ労働力、最先端の研究施設、そして革新を推進する協力的な政府を擁するウェールズは、日本企業が成長できる環境をサポートします。
  • ウェールズは、透明性のある規制枠組みが整った安定した労働環境を提供しています。
  • ウェールズは、世界最大の先進経済国の一つであるイギリスに位置しているため、世界規模でのつながりや貿易のネットワークが確保されています。
  • ウェールズは、高い質の教育システム、職業訓練、そして学術機関との強いつながりを提供しています。
  • EU貿易圏に近いウェールズは、地域貿易協定やサプライチェーンの中心に位置しており、主要な市場と直結しています。
  • ウェールズは、政府の支援を受けられる有利な投資環境を提供しています。
  • ウェールズのビジネスは、世界のベストプラクティスと基準に沿って、持続可能かつ倫理的に運営されています。
  • ウェールズは、環境、社会、ガバナンス(ESG)の考慮を重視しています。
  • 私たちは、気候緊急事態を宣言した最初の国であり、リサイクルの分野では世界でトップ3に入る国でもあります。
  • ウェールズは、風力や太陽光、潮力エネルギーなどの自然資源を責任を持って活用し、クリーンエネルギー革命の実現に力を注いでいます。
  • ウェールズの再生可能エネルギーインフラには1億1,000万ポンド以上が投資され、11の海洋エネルギープロジェクトを支援しています。私たちは2035年までに再生可能エネルギーから電力需要の100%を満たすことを目指しています。
  • 現在、私たちは先進的なマイクロチップを使って世界中のスマートフォンに電力を供給し、何百万人もの乗客を運ぶ飛行機の翼を製造しています。また、高度なサイバーセキュリティで重要なデータとインフラを守り、低炭素社会に向けたグリーンエネルギーを開発しています。さらには、毎日世界中の視聴者を楽しませるコンテンツや音楽も制作しています。
  • ウェールズは仕事の質と生活の質の両方を重視し、人々と企業が繁栄できる環境を作り出しています。
  • 私たちはビジネスを単なる取引と見なすのではなく、持続可能で豊かな未来を共に築くためのパートナーシップと捉えています。私たちのアプローチは、深い社会的責任感をもって取り組んでいます。

カーディフ湾を背景に水上に浮かぶボート
カーディフ湾