ウェールズと日本のつながり

2025年は「日本におけるウェールズ年“Year Of Wales and Japan 2025”」として、ウェールズと日本の文化、クリエイティブ、ビジネス、スポーツ分野でのつながりを祝う年です。この一年は、絆をさらに深め、新たなつながりを築き、両国間の投資を促進することを目的としています。
ウェールズと日本は、およそ1万キロもの距離を隔てていますが、文化やつながりは思っているよりもずっと近いものです。
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再生可能エネルギーと洋上風力発電

ウェールズと日本は、持続可能性と炭素排出削減への共通の取り組みを示しており、両国はより広範な気候戦略の一環として、挑戦的なエネルギー計画に向けて協力しています。
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未来世代のためのウェルビーイング法

ウェールズが2015年に掲げた、「未来世代のためのウェルビーイング法」の取り組みは、世界的に先駆的なものでした。2025年は、この法律の施行から10周年を迎えます。
万博のテーマ「私たちの生活のための未来社会の設計」や「エンパワーメント」「つながり」また、英国パビリオンのテーマである「未来を築こう」と共通しています。
詳細はこちら:未来の世代のために道を切り開く
命をつなぐ


2011年の津波から復興を続ける日本の人々と、ウェールズ南部の12世紀の城にある小さな国際学校、UWCアトランティックカレッジの生徒たちは、何千海里も離れているにもかかわらず、深い絆で結ばれています。
UWCアトランティックカレッジは、1952年にカート・ハーンによって設立され、現在ではUWC ISAK ジャパンも含む、4大陸に18校を持つユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)の最初の学校となりました。
そして数十年後、ウェールズの学生たちと日本の人々の間に予期せぬ絆が生まれ、共通の使命が誕生。それは、箱の中に収められた救命ボートで海上の命を救うというプロジェクトです。
詳細はこちら:ウェールズから日本への救命ボートについてもっと知る
国有林


地球の反対側に位置するウェールズと日本。しかし、両国は森林への深い愛を通じて、文化的および環境的な深いつながりを持っています。
両国は森林に深く結びついた豊かな歴史と伝統を持ち、自然の美しさだけでなく、精神的・生態的な重要性においても、森林を大切にしています。
一人の男性が、このつながりを単なる共通の展望以上のものにしました。1940年、ウェールズ渓谷のニースで生まれたC.W.ニコルは、日本国籍を取得し、特自身のルーツであるウェールズからインスピレーションを得ながら日本の森林を守るために生涯を捧げるという並外れた人生を送りました。
詳細はこちら:ウェールズと日本が深く結びつく森林
文化、遺産、観光: コンウィと姫路の姉妹城締結


2019年、ウェールズ北部のコンウィ城と日本の兵庫県にある姫路城の姉妹都市締結が行われ、姫路市長の清元英康氏はこれを「美しい友情の始まり」と呼びました。この二つの象徴的な場所は、ユネスコ世界遺産として姉妹提携を結び、両地域の共通点を祝うとともに、歴史的な関係の始まりを意味する出来事となりました。
詳細はこちら:ウェールズと日本の姉妹城についてもっと知る
文化: ウェールズの音楽
ウェールズと日本をつなぐ芸術について考えるとき、あなたは何を思い浮かべますか? 通常、2 つの国と文化を結びつけるのは、共通の物語、過去の出来事の絡み合いです。しかし、時には最も素晴らしいつながりが自然に生まれることもあります。これは、世界的に有名な日本のアーティスト田名網敬一が、ウェールズの最も革新的なバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズとどのようにコラボすることになったかという物語です。
ニューヨーク70年代のサイケデリック文化革命最前線で活躍した日本の「ポップアートの父」田名網敬一氏。その多作な作品群によって世界中の人々とコラボレーションを行いました。その中には日本を含む世界中で公演を行ったスーパー ファーリー アニマルズなどのクール カムリの先駆者たちも含まれています。
詳細はこちら:スーパー・ファーリー・アニマルズ x 田名網敬一
創造性: アニメーション、映画、デザイン


『 千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』、『崖の上のポニョ』など、魅力的で心温まるストーリーで知られる東京のアニメーションスタジオ、スタジオジブリ。日本では国民的な存在となり、今や世界中で愛される制作会社として、ファンタジー作品で名高い存在です。
その映画に登場する風景やキャラクターはどこか異世界的に感じられるかもしれませんが、実はジブリの物語の多くは現実に基づいており、驚くことにそのインスピレーションの多くは、ウェールズに由来しています。
詳細はこちら:スタジオジブリ作品へのウェールズのインスピレーション
食: 寿司を救ったウェールズの発見

寿司は世界中で親しまれている、日本を代表する料理です。しかし、ウェールズでのイギリス人植物学者の発見がなければ、寿司業界は壊滅的な状況に陥っていたかもしれません。 ぺンブルックシャー海岸で海洋学者、キャスリン・メアリー・ドリュー・ベイカー博士の発見が、海藻の生産に革命をもたらし、寿司が世界中で愛される料理へと成長する手助けになりました。
詳細はこちら:寿司を救ったウェールズの発見
スポーツ:世界を制したウェールズのヒーロー、そして日本へ


スポーツと言えば、ラグビーはウェールズと日本の両方で非常に愛されている競技です。
1975年に日本代表と対戦する「美しい」ウェールズ代表を見て、元アジアラグビー会長であり、2019年の日本におけるラグビーワールドカップ開催を牽引した一人、徳増浩司氏はラグビーに魅了されました。これが両国のラグビーへの共通の情熱を生むきっかけとなったのです。
それ以来、1970年代のウェールズ代表選手たちの中には日本に住むようになった人も多く、その中で最も有名なのが、ウェールズ代表の歴代トライスコアラーの記録保持者であるシェーン・ウィリアムズです。
では、ウェールズのラグビー伝説であるシェーン・ウィリアムズは、どうして日本に魅了されたのでしょうか?そして、今後ウェールズと日本のラグビーの関係はどうなるのでしょうか?
詳細はこちら:シェーン・ウィリアムズが語るウェールズ、日本、そして共通のラグビー愛
デザイン: ジョナサン・エドワーズ


日本では、ほぼ1世紀にわたり、観光地の鉄道駅でよく見られる記念スタンプ「駅スタンプ」を集めて旅行の記録を残してきました。これらのスタンプは、地元の名所やマスコット、特産品などが描かれており、シンプルなインクの印象の中にその土地のアイデンティティが凝縮されています。旅行の思い出を深めるための、いつまでも色あせない記録として親しまれています。
今回、ウェールズのイラストレーターであるジョナサン・エドワーズは、ウェールズと日本をテーマにした独自のデザインの駅スタンプを制作しました。新たに発表された5つの駅スタンプには、ウェールズの国旗に描かれた伝説のドラゴンがウェールズと日本を象徴する風景を背景にデザインされています。ウェールズと日本の伝統的な織物や両国の代表的な森林風景、さらにウェールズの「スノードン」と日本の「富士山」、そして2019年にユネスコ世界遺産に姉妹城登録された「コンウィ城」と「姫路城」も描かれています。
詳細はこちら:ウェールズと日本をつなぐウェールズのアーティスト
トングウィンライスと東京を結ぶ音楽の架け橋

日本で生まれた祥子さんが大学進学のためにウェールズへ訪れた時、彼女の音楽の旅がやがて20年後にウェールズのブラスバンドと共に故郷の日本で演奏することになるとは、当時は予想もしていなかったでしょう。
現在、イギリス有数の英語学習センターを運営し、世界中の人々に英語を教えている祥子さんは、トングウィンライス・テンペランス・バンドの一員として、ウェールズの首都カーディフ郊外、おとぎ話のような城がある小さな村のブラスバンドと共に帰郷公演を行います。
詳細はこちら:ウェールズと日本をつなぐブラスバンド奏者